【読書検討向け】東野圭吾「眠りの森」あらすじ&感想 バレエ団の秘密。舞台に人生を捧げるバレリーナたちの想い

読書

この記事はミステリー小説「眠りの森」をこれから読もうか考えている方に向けた作品紹介&感想です。

読みたくなるようなおすすめ要素をギュキュッと詰め込みます!

特に本書は東野圭吾作品らしい話の展開なので、ぜひおすすめしたい一作です。

雪だるま
雪だるま

ひとりでも多くの人に読んでもらい、
東野圭吾作品の面白さを知ってもらいたいよ!

「眠りの森」はこんな方におすすめです。
・東野圭吾作品をまだ読んだことない方
・ミステリー、推理小説が好きな方
・ヒューマンドラマが好きな方
・ドラマ「新参者」が好きな方
・ドラマスペシャル「眠りの森」を観た方
・推理小説に馴染みがない方

作品を楽しみためのポイント

本作の最大のポイントは、バレエ団の秘密です

特殊な世界ゆえ生まれるこだわりや感情、想いの強さにも注目してほしいです

ヒューマンドラマの要素が強い話で、推理小説が初めての方や馴染みがない方でも楽しめます。

感動の物語なので、ラストにうるっときますよ!

また、ドラマ「新参者」のドラマスペシャル「眠りの森」を観た方でも、ラストが違うのでぜひ読んでほしいです。

個人的には本書のラストの方が好きです。

ドラマスペシャルの方のラストも感動的で、もちろん好きですが、ちょっと残酷でショッキングです。

原作の方がすっきりと終われる気がします。

気になる方は本書とドラマスペシャルと両方見てほしいです。

どちらも本当におすすめです!

ドラマスペシャルではバレリーナ役で石原さとみさんが出演しております。

雪だるま
雪だるま

バレリーナの石原さとみさん、とっても可愛いですよ!

ちなみに本書は加賀恭一郎シリーズ全11作あるうちの第2作目で、第1作目から読むと加賀恭一郎がどのような人物なのかが見えてきます。

加賀シリーズが気になる方は第1作目から読み始める事をおすすめします!

特にこだわりがなかったり、すでに先の作品を読んでる方や本書を早く読みたいという方は、好きなところから読んでもストーリーに差し支えはありません。

加賀シリーズ第1作目「卒業」はこちら【読書検討向け】東野圭吾「卒業」あらすじ&感想 友人の死の謎は?茶道の中に仕掛けられたトリックとは?で紹介してますので、参考までに。

あらすじ

バレエ団に強盗が入りバレリーナ・葉瑠子が強盗の男を殺した、という知らせを受けるところからストーリーは始まります。

知らせを受けた葉瑠子の親友・未緒は、バレエ団の事務所に行きます。

バレエ団も葉瑠子も正当防衛を主張します。

しかし、警察はすぐに正当防衛を認めるわけにはいきません。

葉瑠子の供述を証明するために、男が何故バレエ団の事務所に居たのか、本当に盗みが目的だったのか、刑事・加賀は男の身元を調べることになります。

警察は男の特徴から強盗の線に疑問を持ち、男はバレエ団と関係がある人物ではないかと調べを進めていきます。

男の身元は判明するも、バレエ団との繋がりは見えてきません。

一方未緒は葉瑠子の心配をします。

バレリーナにとってブランクを取り戻すことは相当過酷なことだからです。

そんな想いを抱きながら、未緒やバレリーナ達は、公演予定の「眠りの森の美女」の舞台を仕上げていきます。

しかし、葉瑠子の一件が片付かないまま、もう一つの事件が起こります。

バレエ団にとって重要な演出家が殺されたのです。

毒針を使った手口。

「眠りの森の美女」オーロラ姫と同じ手段で殺されたのでした。

葉瑠子の件と演出家殺害の件、何か関係があるのでしょうか?

さらに畳み掛けるようにバレエ団で次々と事件が起こります。

刑事・加賀は一つ一つ事件を整理しながら推理していきます。

そして、悲しい真相に辿り着きます。

強盗の男とバレエ団との関係は?
演出家を殺した犯人は?
次々と起こる事件の謎は?
バレエ団に隠された秘密とは?
そして加賀の辿り着いた悲しい真相とは?

雪だるま
雪だるま

気になる〜!!

ぜひ「眠りの森」をお読みください。

この、悲しき嘘が織りなすストーリーにあなたも感動すること間違いなしです!

感想

最後の最後まで真相が分からないので、読む手が止まりません。

複数の事件が起こるものの、なかなか解決しなくもどかしいですが、すべての事件が最後一本の線で繋がりすっきりします。

また、本書はヒューマンドラマ要素も強いです。

バレリーナ達がいかにバレエに人生を捧げているか、彼女たちの言葉から全てがバレエ中心なのだと、よく伝わってきます。

最後まで読むとバレリーナ・未緒の意味深な言葉も府に落ちます。

読み返して、どんな気持ちだったのかと想像すると悲しくなります。

加賀さんの「今度の事件はあなたにとっても不運だった」という言葉に、この物語の核なる部分がギュッと詰め込まれているような気がします。

気になる方はぜひお読みください。

東野圭吾作品の中で本当におすすめの一作です。

ちなみに加賀恭一郎シリーズ第3作目「どちらかが彼女を殺した」は【読書検討向け】東野圭吾「どちらかが彼女を殺した」あらすじ&感想 犯人が書かれていない!?ヒントを手掛かりに推理しよう!で紹介しています。

こちらはザ・推理小説です。

ストーリー中に散りばめられたヒントを元に犯人を推理していける楽しさがあります。

推理小説が好きな方にはとってもおすすめです。

では、最後までお読みいただきありがとうございました!

このページで紹介した記事

雪だるま

雪だるまです。海自彼女→海自妻&一児の母。海上自衛隊の彼女の実態、海上自衛隊の妻の実態、育児、私の趣味、について綴っているブログです。私の語りが誰かの役に立てばいいな、という想いで書いております。

雪だるまをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました